【個人年金の選び方】高返戻率のおすすめの個人年金は?

【個人年金の選び方】
高返戻率のおすすめの個人年金は?

老後に向けた貯蓄として個人年金保険を検討していても、いっぱい商品があってどれを選べばいいか迷っていしまいますよね。

個人年金保険は定期預金より利率は高いですが、途中解約すると確実に損をするデメリットもあります。

このページでは、個人年金の注意点から、返戻率が高いおすすめの個人年金を厳選して紹介しているので、是非、ご参考にしてください。

個人年金の罠

個人年金は確かに、解約さえしなければ確実に元本以上のお金が返ってくるメリットある商品です。ですが、「利率が低い」という罠があります。

現在の個人年金の返戻率は約105%前後です。確かに5%も増えるならとなりますが、30年前の返戻率をご存知でしょうか?

何と、、

・・・

・・・

・・・200%以上です。

30年前は元手の2倍戻ってきたんですよ。なので深く考えずとも個人年金に加入していい時代でした。

ですが、今は300万円を積み立てても得をするのは15万円程度です。そのため、大切なのは返戻率以外でも得をすることです。

返戻率以外で得をするって具体的にどういうこと?

ズバリ、個人年金保険料控除です。

個人年金に加入すると、一般の生命保険料控除や介護医療保険控除とは別枠で個人年金保険料控除が利用でき、年末調整時に申請することで所得税・住民税が減額されるんです。

その減額金額は、所得に比例して増えますが、平均して年8,000円~10,000円となります。

例えば30年の契約であれば、トータル24万~30万節税できるため、105%の返戻率だったのが、115%にUPします。

ただし、上限は年間保険料8万円と決まっており、それ以上の例えば年間20万円の保険料でも減額される金額は同じになります。

そのため、保険料は月2万よりは1万、1万よりは7千円にする方が得になります。

年間保険料年間節税額リターン率
8万円約1万円12.5%
12万円約1万円8.3%
24万円約1万円4.2%

そのため、年間保険料8万円近づけたうえで個人年金保険料控除を使うという大前提で、個人年金を選んでいきましょう。

失敗しない個人年金の選び方のポイント

返戻率が高い

払い込んだ保険料の総額に対して、どれだけの年金総額を受け取れるか。これを%で表したものが返戻率です。

現在は、利率が低い故に1%の返戻率の違いであっても変わるのは数万円ほどです。ですが、低いより高い方がいいのは言うまでもありませんよね。

円か外貨か

個人年金保険には円建てと外貨建てがあり、高返戻率を狙うなら外貨建てがおすすめです。

ただ、外貨建てには為替リスクがあるので、絶対に損だけはしたくないと言うのであれば、円建てをおすすめします。

個人年金保険料控除の対象である

個人年金保険料控除は個人年金保険だからと言って、すべての保険が対象となるわけではありません。特に、外貨建ての保険は一部の保険しか対象にならなかったりします。

また、個人年金保険料控除は下記の条件にあてはまらなければ、適用されないので注意が必要です。

  • 年金の受取人が契約者か配偶者であること
  • 年金の受取人が被保険者であること。
  • 保険料の払込期間が10年以上であること
  • 年金の支払開始が60歳以上で、支払期間が10年以上あること

3つのポイントをクリアしたおすすめの個人年金はどれ?

この3つのポイントをクリアした個人年金を返戻率の高い順に比較した表が下記となります。

※30歳男性で30年間(月1万)の払込みで計算
保険会社返戻率運用リターン
マニュライフ生命111%〜(※変動あり)外貨建て約40万〜(※変動あり)
明治安田生命105.9%円建て約21万
日本生命105.1%円建て約18万
住友生命105.0%円建て約18万
第一生命104.7%円建て約17万

結論、、、

為替リスクはあるけど高い返戻率を求めるなら外貨建てのマニュライフ生命「こだわり個人年金」

絶対に損をしたくないなら、国内で利率がトップクラスの明治安田生命「年金かけはし」がおすすめという結論になります。

マニュライフ生命 or 明治安田生命?

攻めるなら…マニュライフ生命「こだわり個人年金」

評価
返戻率111%〜(年率1.5%以上は保証)
個人年金保険料控除あり
デメリット為替リスクがある
おすすめポイント!・毎月一定額の円で支払いできる
・為替の変動は受けるが国内より高金利で積立できる
・年金受取の延長ができる
・払込休止ができる
・年金受取は円でもらえる
・クレジット払い対応
MEMO
返戻率111%は最低利率の1.5%、為替変動なしで諸経費を引いて計算。実際、1997年〜2017年までの積立利率と為替相場であれば、円換算の返戻率は180%以上の試算と言われています。

マニュライフ生命「こだわり個人年金」は10,000円からの契約で、円払いドル運用になり、毎月一定額の円で支払いします。つまり、毎月1万円でその時の為替レートで買うドルの量が変動します。

例えば、1ドル=100円の時、1万円÷100円=100ドル購入となりますが、1ドル=110円の円安の時、1万円÷110円=90.91ドル購入となります。そして、そのドルを最低年率1.5%以上で増やしてくれ、年金受取時にドル⇒円に換えて受け取ります。

高返戻率が期待できる以外に、この保険のいいところは、年金受取の延長ができるという点です。

例えば、国内の円建てであれば、60歳に払い込んで65歳から受け取りなど受取時の流れが決まっています。

ですが、「こだわり個人年金」では65歳から受け取るとしても、そのときが円高なら延長してもOKです。

30年間の購入平均価格が1ドル110円だった場合、1ドル100円のときに円に換えて受け取るより、1ドル120円のときに円に換える方が得になりますからね。

つまり、得な時を見極めて年金受取ができるので、非常に使い勝手がいいんです。

外貨建てというだけで拒否反応があるかもしれませんが、将来、人口減の日本で円の価値が下がっても、極端に上がることは考えにくいのが現状と言えます。

そのため、円以外の資産を持つという意味でも、十分にメリットはありますよ。

MEMO
円しか持っておらず、将来円安がすすみ1ドル=130円になったとすれば、気軽に海外旅行もいけなくなります。円安だとドルに交換できる量が少なくなりますからね。
こんな人におすすめ
  • 資産は円しかない
  • 為替リスクに理解がある
  • 返戻率は高い方がいい
おすすめできない人
  • 絶対に損はしたくない
  • 外貨建ての仕組みが理解できない
  • 外資系の保険会社に不安を感じる
オンライン・訪問相談・店舗相談に対応
保険市場に相談してみる
>>資料請求はこちら

堅実にいくなら…明治安田生命「年金かけはし」

評価
返戻率105.9%
個人年金保険料控除あり
デメリットクレジット払い不可
おすすめポイント!・月6,000円から設定できる
・国内トップクラスの返戻率
・倒産リスクが低い

マニュライフ生命の月10,000円からに対し、明治安田生命「年金かけはし」は月6,000円から設定できるため、冒頭でお伝えした個人年金保険料控除をフル活用できます。

クレジット払いができない点はデメリットですが、倒産リスクが極めて低いのも安心できるポイントです。

保険会社の財務体質を見る際は、ソルベンシー・マージン比率という「支払余力」をチェックします。一般的に200%以上が安心とされていますが、明治安田生命は1040.1%と国内トップクラスの比率です。

※マニュライフ生命:843.5%、日本生命:996.7%

保険会社が倒産すると、保険契約は100%補償されないため、そのリスクは極めて低い会社と言えます。

こんな人におすすめ
  • 絶対に損をしたくない
  • 国内の大手保険会社の安心を求めている
  • クレジット払いじゃなくてもいい
オンライン・訪問相談・店舗相談に対応
保険市場に相談してみる
>>資料請求はこちら

まとめ

個人年金でとにかく大切なのは、個人年金保険料控除をフル活用することです。そのため、月の保険料は1万円未満に抑えましょう。

もし、月2万円で考えていたら、1万円を個人年金、残りの1万円は投資に回されることをおすすめします。何度も言いますが、個人年金は利率が低いため、年間8万円を超えれば超えるほど損をする結果になります。

利率が低い現在でも、高返戻率が魅力のマニュライフ生命「こだわり個人年金」は、外貨建て年金保険で唯一、個人年金保険料控除の対象になっています。

要は、国からもお墨付きを得られている安全な商品のため、為替リスクに理解があるなら、個人年金で最もおすすめできる商品ですよ。

ただし、個人年金は年々、返戻率が下がってきており今が加入をおすすめできるギリギリのラインです。来年は更に、返戻率が下がっていてもおかしくはないので、加入されるなら今のうちに動いた方がいいですよ。

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