
大前提として、現在、個人年金は利率が低いため、最も大事なのは個人年金保険料控除を使い所得税・住民税を減額することです。なぜなら、保険料を払いすぎると控除をフル活用できず、逆に損をしてしまうからです。詳細は下記をクリックしてください。
年間8万円以上の保険料で、平均8,000円~10,000円減額されますが、上限は年間8万円と決まっており、それ以上の例えば年間20万円の保険料でも減額される金額は同じになります。
そのため、保険料は月2万よりは1万、1万よりは7千円にする方が得になります。
年間保険料 | 年間節税額 | リターン率 |
---|---|---|
8万円 | 約1万円 | 12.5% |
12万円 | 約1万円 | 8.3% |
24万円 | 約1万円 | 4.2% |
保険料は年齢が低いほど安くなる傾向にありますが、可能な限り年8万円に近づけるようにしましょう。
絶対に損をしたくないなら、国内で利率がトップクラスの明治安田生命「年金かけはし」に決めましょう。
保険会社 | 返戻率 | 運用 | リターン |
---|---|---|---|
マニュライフ生命 | 111%〜(※変動あり) | 外貨建て | 約40万〜(※変動あり) |
明治安田生命 | 105.9% | 円建て | 約21万 |
日本生命 | 105.1% | 円建て | 約18万 |
住友生命 | 105.0% | 円建て | 約18万 |
第一生命 | 104.7% | 円建て | 約17万 |
なぜなら、国内の円建ての利率はドングリの背比べのため、そこに時間をかけて比較する必要は全くないからです。上記表を見ていただいても分かるように、返戻率1%違っても、実際のリターンは3万円ほどしか変わりません。
30年間も払い続けて、たった3万円しか変わらないんですよ。。。
そのため、もう高い返戻率が期待できるマニュライフ生命、国内利率トップの明治安田生命の両方を取り扱う「保険市場」という保険ショップに相談して、どちらかに決めればOKです。
各保険会社に個別に相談してもいいですが、保険会社に直接問い合わせだとその保険会社の商品の提案しかないため、各保険会社の商品を取り扱う保険ショップなどの保険代理店に相談するのが大切になります。
保険市場は全国629店の保険ショップと提携しており、オンライン・訪問相談・店舗相談すべてに対応していますよ。
マニュライフ生命 or 明治安田生命?
マニュライフ生命「こだわり個人年金」
評価 | |
---|---|
返戻率 | 111%〜(年率1.5%以上は保証) |
個人年金保険料控除 | あり |
デメリット | 為替リスクがある |
おすすめポイント! | ・毎月一定額の円で支払いできる ・為替の変動は受けるが国内より高金利で積立できる ・年金受取の延長ができる ・払込休止ができる ・年金受取は円でもらえる ・クレジット払い対応 |
マニュライフ生命「こだわり個人年金」は10,000円からの契約で、円払いドル運用になり、毎月一定額の円で支払いします。つまり、毎月1万円でその時の為替レートで買うドルの量が変動します。
例えば、1ドル=100円の時、1万円÷100円=100ドル購入となりますが、1ドル=110円の円安の時、1万円÷110円=90.91ドル購入となります。そして、そのドルを最低年率1.5%以上で増やしてくれ、年金受取時にドル⇒円に換えて受け取ります。
高返戻率が期待できる以外に、この保険のいいところは、年金受取の延長ができるという点です。
例えば、国内の円建てであれば、60歳に払い込んで65歳から受け取りなど受取時の流れが決まっています。
ですが、「こだわり個人年金」では65歳から受け取るとしても、そのときが円高なら延長してもOKです。
30年間の購入平均価格が1ドル110円だった場合、1ドル100円のときに円に換えて受け取るより、1ドル120円のときに円に換える方が得になりますからね。
つまり、得な時を見極めて年金受取ができるので、非常に使い勝手がいいんです。
外貨建てというだけで拒否反応があるかもしれませんが、将来、人口減の日本で円の価値が下がっても、極端に上がることは考えにくいのが現状と言えます。
そのため、円以外の資産を持つという意味でも、十分にメリットはありますよ。
- 資産は円しかない
- 為替リスクに理解がある
- 返戻率は高い方がいい
- 絶対に損はしたくない
- 外貨建ての仕組みが理解できない
- 外資系の保険会社に不安を感じる
明治安田生命「年金かけはし」
評価 | |
---|---|
返戻率 | 105.9% |
個人年金保険料控除 | あり |
デメリット | クレジット払い不可 |
おすすめポイント! | ・月6,000円から設定できる ・国内トップクラスの返戻率 ・倒産リスクが低い |
マニュライフ生命の月10,000円からに対し、明治安田生命「年金かけはし」は月6,000円から設定できるため、冒頭でお伝えした個人年金保険料控除をフル活用できます。
クレジット払いができない点はデメリットですが、倒産リスクが極めて低いのも安心できるポイントです。
保険会社の財務体質を見る際は、ソルベンシー・マージン比率という「支払余力」をチェックします。一般的に200%以上が安心とされていますが、明治安田生命は1040.1%と国内トップクラスの比率です。
※マニュライフ生命:843.5%、日本生命:996.7%
保険会社が倒産すると、保険契約は100%補償されないため、そのリスクは極めて低い会社と言えます。
- 絶対に損をしたくない
- 国内の大手保険会社の安心を求めている
- クレジット払いじゃなくてもいい
まとめ
個人年金でとにかく大切なのは、個人年金保険料控除をフル活用することです。そのため、月の保険料は1万円未満に抑えましょう。
もし、月2万円で考えていたら、1万円を個人年金、残りの1万円は投資に回されることをおすすめします。何度も言いますが、個人年金は利率が低いため、年間8万円を超えれば超えるほど損をする結果になります。
利率が低い現在でも、高返戻率が魅力のマニュライフ生命「こだわり個人年金」は、外貨建て年金保険で唯一、個人年金保険料控除の対象になっています。
要は、国からもお墨付きを得られている安全な商品のため、為替リスクに理解があるなら、個人年金で最もおすすめできる商品ですよ。
ただし、個人年金は年々、返戻率が下がってきており今が加入をおすすめできるギリギリのラインです。来年は更に、返戻率が下がっていてもおかしくはないので、加入されるなら今のうちに動いた方がいいですよ。